バイクを1年間も放置してしまうと、いざ動かそうと思ってもさまざまなトラブルが発生しやすくなります。
長期間動かさずにいると、部品や機構の劣化が進行し、すぐに乗り出すことが難しくなるケースも珍しくありません。
ここでは放置により起こりやすい主なトラブルと、それぞれの対処で優先すべきポイントについてご紹介します。
◎まずはバッテリーの交換
1年も放置しておけば、バッテリーか確実にあがっています。充電すれば復活する場合もありますが、本体が劣化している恐れあるので、
安全のためにも、本体そのもを交換しましょう。
◎エンジンオイルの交換
エンジンオイルは生物でいうところの血液。1年何もしなければ、確実に劣化していますので、入れ替えが必要です。
◎ガソリンの入れ替え
ガソリンは長期間そのままにしておくと、揮発成分が飛び、粘度が高くなってしまいます。これによりエンジン内部が詰まったり、燃焼効率が著しく低下したりします。
◎タイヤの空気調整、劣化のチェック
タイヤにヒビ割れがないか、サイドウォールやトレッド部分を見てチェックしてください。
◎電装系の不具合のチェック
放置による湿気やサビ、バッテリー上がりの影響で、ライトやウインカーなど電装系にも不具合が生じがちです。
配線の劣化やカプラーの接点腐食などが主な原因となるため、エンジンが始動した後は各電装系の動作を必ず確認してください。
点灯しない、点滅しないといった症状が見られたら、まずは電球やヒューズ、配線の状態をチェックしましょう。
◎チェックしてもよくわからない時は、プロにお願いしよう
自分での作業に不安がある場合や、トラブル箇所が多く複雑な場合はプロに依頼するのが安心です。